御幣に神様を乗せて 姉川地区汐取り祭り その2
2011年10月17日
神埼市デジタルミュージアム かんざき@NAVI at 17:10 | Comments(0) | お祭り
前回の記事からの続きです。
御幣に神様を乗せて 姉川地区汐取り祭り その1
http://kanzakimuseum.sagafan.jp/e429091.html
翌日
2日目朝、千代田の川崎地区にある浜水門に集合です。
まず、宮司さんによって神様を下ろしていただいた御幣や、天狗面を設置します。

場所ですが、西分、東分は水門東にある木の根元。上分、下分は水門東の橋のたもとにそれぞれ設置されました。
参加者の一人が「最近は橋のところでしているが、木の根元でするのが本当。」と言われていました。
姉川地区では、木の根元で汐取りをされるのが本来の姿のようです。
次に川へと降り、上水だけを汲み取ります。

この水を御幣に振りかけ、神様に禊をしていただきます。

西分

東分

上分

下分

この後、無事に汐取りが行われたことを若宮神社の神様にご報告。

これで今年も無事に収穫が迎えられるのではないでしょうか。
神上げの神事
それぞれの地区に戻られた後、御幣に乗られている神様を元のところへお返しする神上げの神事が行われました。
神下ろしの神事と順番は同じで最初は西分。

次に東分

最後は下分です。

上分は参加されないと言うことだったので、下分のみで行われました。
神事の後、宮司さんから、この汐取りの意味についてお話があり、ある参加者の方は「60年ここに住んでいたが、初めて本当の意味を知った。来年からは意味を分かった上でこの行事を行いたい。」と言われていました。
2日間の取材となりましたが、各地区の区長さんを始め、参加者の皆さん、ご協力ありがとうございました。