鹿路神社の百手祭
2012年03月21日
神埼市デジタルミュージアム かんざき@NAVI at 17:05 | Comments(2) | お祭り
昨年に引き続き、2月8日(水)に行われた鹿路神社の百手祭に伺いました。
昨年のお祭りの様子はこちら 『鹿路の百手祭りのご紹介』
鹿路神社は創建が弘長3年(1263年)の由緒ある古社です。
祭神は葛城一言主神です。
この神様は「悪事(まがごと)も一言、善事(よごと)も一言、言い離つ神」として託宣の神とされています。
「一言(いちごん)さん」と呼ばれ、一言だけ願いをかなえてくれると信仰されている神様です。
お祭りの準備
この日は、朝からすごい雪でした。
寒い中、当番は朝8時に集まってお宮の掃除などの準備です。
お供えの準備です。
餅は前日に当番の家で作ります。
鯛は長さ7寸と決まっているので、1週間前から魚屋さんに頼んで用意してもらうそうです。
そのほか、野菜、果物、酒、塩、米など用意します。
的と弓矢の準備
弓は5本作り、矢は20本作ります。
的は1つ大きく作り、鳥居にかけます。
雪が降っているので傷まないように神事の直前にかけます。
去年と的の形が違いますが、お祭の当番が変わると的も変わるのですね。
神事
脊振神社の宮司さんをお迎えして神事が始まります。
お宮にはたくさんの人が集まりました。
弓矢にも御祓いをします。
神事の後、太鼓をたたきながら宮司さんを先頭にして神社を1周します。
本来は2周するそうですが、近年は1周になったそうです。
的当て
百手祭の的射は、無病息災、魔除けを願って行います。
昔は、鍛錬の事始めの意味もあったそうです。
当たれば豊作と言われました。
ここ最近は、お神益のおかげで五穀豊穣、無病息災がつづいていると参加した方がおっしゃっていました。
直会
皆でお神酒さんをいただきます。
皆がお神酒さんをのんでいる間に、当番の人はお供えの鯛で骨酒を造ります。
炭火でじっくり焼きます。
熱燗を注ぎます。
骨酒を皆でいただきます。
この百手祭りは昔から変わることなく2月8日に催行されます。
今年は雪の降る中、準備など大変だったと思います。
施主の方々お疲れ様でした。
取材協力ありがとうございました。
この記事へのコメント
「一言(いちごん)さん」とは、これはまたユニークですね。
的射も鍛錬の事始ということで、近隣のかたで行われているようですが、アナウンスの仕方で、もっと有名になりそうですね。
一言だけということで、受験生がお願いに来たり、鍛錬の意味で部活やスポーツ関連で参拝者がふえればいいですね。
唐津の宝満神社のように、近隣の方中心に神社のお祭りが、子どもたちや他の参拝者も参加できるようになればいいですね。
的射も鍛錬の事始ということで、近隣のかたで行われているようですが、アナウンスの仕方で、もっと有名になりそうですね。
一言だけということで、受験生がお願いに来たり、鍛錬の意味で部活やスポーツ関連で参拝者がふえればいいですね。
唐津の宝満神社のように、近隣の方中心に神社のお祭りが、子どもたちや他の参拝者も参加できるようになればいいですね。
Posted by よねりん at 2012年03月22日 09:12
>コメントありがとうございます。
祭神をもっと取り上げて、氏神様を中心とした村祭りが賑わうようになると良いですね。
脊振では、脊振神社が三大弁財天として全国的に有名で、5月の春祭りや11月の護摩焚きなどは遠く県外からも来られますよ。
春祭りは年に1度の上宮の開帳日でもあります。気候も良いですし、眺めも良いのでもっとたくさんの人が来られると良いですね。
祭神をもっと取り上げて、氏神様を中心とした村祭りが賑わうようになると良いですね。
脊振では、脊振神社が三大弁財天として全国的に有名で、5月の春祭りや11月の護摩焚きなどは遠く県外からも来られますよ。
春祭りは年に1度の上宮の開帳日でもあります。気候も良いですし、眺めも良いのでもっとたくさんの人が来られると良いですね。
Posted by 神埼市デジタルミュージアム準備室 at 2012年03月22日 16:57