男の子だけの 的の千燈籠
2011年09月21日
神埼市デジタルミュージアム かんざき@NAVI at 17:25 | Comments(2) | お祭り
8月20日、神埼の的地区で行われた千燈籠にお邪魔してきました。
お祭りは、小学校から中学2年生の男子が参加します。
この地区は、比較的子供の数が多く、今でも男女別々に千燈籠が行われているようです。
参考:南北二つの観音堂。的の女子観音講
お祭りは、小学校から中学2年生の男子が参加します。
この地区は、比較的子供の数が多く、今でも男女別々に千燈籠が行われているようです。
参考:南北二つの観音堂。的の女子観音講
準備
準備は前日に行われ、地区内にある2ヶ所の観音堂の掃除からスタートです。
みんなで力を合わせて一生懸命がんばりました。
それが終わると、社に幕を張っていきます。
これは中学生が担当しました。
砂糖と志
掃除が終わると、次は懇志願い。
こちらの地区では、区内の家々を回ってコップ一杯の砂糖と志を頂くそうです。
出発する前にちょっと作戦会議。
中学生を中心に班分けをして、どの班がどの地区を担当するか決めます。
さて、いよいよ出発。
「的子供クラブです。志とお砂糖を集めに来ました。」
子供達の元気な声が響きます。
懇志を頂くと、
「ありがとうございます。明日は、千燈籠です。お参りに来てください。」
と、子供達。
「明日は、豆を売りに来てね。」や「千燈籠ね。ごくろうさま」と地区の方々。
皆さんお祭りを大変楽しみしておられる様子でした。
豆詰めから販売へ
当日は、朝から公民館に集合し、子供達は豆を袋に詰めていきます。
全部で300袋用意するということで、急いで袋に詰めていきました。
袋に詰め終わると、広告紙で一つずつ丁寧に包んでいきます。
女の子の観音講では行われなかった事ですが、この後、地元企業へ豆を販売しに行くことになりました。
地区を代表して中学生が3名。
食堂の片隅をお借りして、豆の販売することになりました。
最初は、なかなか売れず、昼休みの1時間で50個完売できるか心配でしたが、
一人、また一人と買っていかれると、30分もしない間に完売することが出来ました。
地区回り
公民館へ戻ると、今度は地区の各家に豆を売りに回ります。
前日と同じく作戦会議。
担当区域が決まると、上級生が豆を分け、
いざ出発。
「的子供クラブです。豆を売りに来ました。」
10袋、20袋買ってくれる人もいます。
腹が減っては戦ができぬ
お祭りが始まる前に、カレーとスイカで腹ごしらえ。
野球部は、カレーを3杯食べるのが伝統だそうです。
お祭り
いよいよお祭り本番の時間になりました。前日からの頑張りで、準備は万端
子供達は、南北の観音堂に分かれて、参拝者を待ちます。
参拝者が来られると、お茶とお茶菓子でおもてなし。
参拝者のひとりは、、
「来年はこの子がお世話になります。」
と、一緒にいた男の子を皆に紹介されていました。
こうやって伝統がつづいていくんですね。
2日間の取材となりましたが、区長さんをはじめ、地区の方々や子供さん達、ご協力ありがとうございました。
この記事へのコメント
神崎のなかだけでも、いろいろ特色のある「お祭り」があるんですね。
ちゃんと、子供たちが受け継いでいることが貴重です。
伊万里の「大念仏踊り」のようになくなってから復活させようとすると大変な苦労になるので、今の段階から、保存のためにビデオや記録の保存が大切ですね。
ちゃんと、子供たちが受け継いでいることが貴重です。
伊万里の「大念仏踊り」のようになくなってから復活させようとすると大変な苦労になるので、今の段階から、保存のためにビデオや記録の保存が大切ですね。
Posted by よねりん at 2011年09月21日 17:40
>よねりんさん
いつもコメントありがとうございます。
仰るように、形に残るよう保存していく事の重要さを取材しながら感じています。
何か分からない事があれば、「デジタルミュージアムで調べてみよう!」という感じに使っていただけるホームページになる予定です。ご期待ください!
いつもコメントありがとうございます。
仰るように、形に残るよう保存していく事の重要さを取材しながら感じています。
何か分からない事があれば、「デジタルミュージアムで調べてみよう!」という感じに使っていただけるホームページになる予定です。ご期待ください!
Posted by 神埼市デジタルミュージアム準備室 at 2011年09月22日 16:04