貴別当神社の百手祭り
2012年04月05日
神埼市デジタルミュージアム かんざき@NAVI at 17:05 | Comments(0) | お祭り
2月11日に行なわれた、貴別当神社の百手祭りにお伺いしました。

野口地区、上西地区、仲田町地区合同でお祭りします。
貴別当神社で、3地区合同でするお祭りは春の百手祭、夏の祇園祭、秋祭りです。
お供えは、鯛とお神酒です。
鯛はお祭り毎に、当番地区が用意します。
百手祭りのときは野口地区が用意します。
夏の祗園祭りは上西担当、秋祭りは仲田町担当でそれぞれ用意することになっています。
お神酒は、各地区1本用意します。(それぞれ持って帰って直会をします)
若宮神社の宮司さんを迎えて神事が行われました。

玉串奉奠は、3地区並んで一緒にします。
お宮で、地区ごとに円座になってお神酒開きします。

お神酒を皆で頂きます。
各地区、施主が用意したかまぼこ、てんぷら、ナマスなどを頂きます
百手祭りなので、昔は的射もやっていたそうです。古老のお話では、子供の頃見たことがあるとか。的射で占い、豊作祈願をし、また厄除け祈願でもあったそうです。
今では的射の行事はなくなり、神事のみ行われます。
お神酒開きを終えたら、上西地区は上西公民館に集まって直会、野口地区は施主宅で直会をします。
仲田地区はそのまま解散です。
野口地区


直会の時、盃を回して、ツー渡しをします。
施主交代の儀式です。
上西地区

直会の前に、予算や、これからの村祭りのあり方などの話し合いです。
そして、乾杯です。
この百手祭りは、元は野口地区のお祭りでしたが、隣の2地区と合同で行うようになったそうです。
いつ頃から、一緒にお祭りなさるようになったのですかとお聞きすると、「おいが、爺さんに聞いても昔からてゆうけん、ずっと昔からやろね~」と言うことでした。
取材協力ありがとうございました。
貴別当神社は、祭神を大己貴命(おおむなちのみこと)、斉藤別当実盛としています。
大己貴命は大国主の別名で、斉藤別当実盛は害虫駆除の神様とされています。
斉藤別当実盛を祀っていることから、地元の古老は、「別当は貴人だから、「貴別当」神社というのではないかなぁ」とおっしゃていました。
また、鳥居に「琉球王子」とあることから、除福さんが琉球王子を道先案内人としてこの土地を訪れたという説があります。
そして数年前には、その鳥居の「琉球王子」の謎に「沖縄出身の会」が神社を訪問し、琉球王朝に仕え、王府の儀礼で古代から沖縄に伝わる神歌「おもろさうし」を謡い、貴別当神社に奉納されました。
その際には、琉球との関わりを調査されたそうです。
また、境内には大きな長方形をした「海の石」、「山の石」と呼ばれる石が2個あり、それにまつわる民話を元に、千代田おはなし会「ケムケム」さんによる創作劇「お月様があぶない」が上演され好評をえています。
このように、貴別当神社には、数多くの伝説や謎があり、ロマンはつきません。

貴別当の百手について
野口地区、上西地区、仲田町地区合同でお祭りします。
貴別当神社で、3地区合同でするお祭りは春の百手祭、夏の祇園祭、秋祭りです。
お供えは、鯛とお神酒です。
鯛はお祭り毎に、当番地区が用意します。
百手祭りのときは野口地区が用意します。
夏の祗園祭りは上西担当、秋祭りは仲田町担当でそれぞれ用意することになっています。
お神酒は、各地区1本用意します。(それぞれ持って帰って直会をします)
神事
若宮神社の宮司さんを迎えて神事が行われました。

玉串奉奠は、3地区並んで一緒にします。
お宮で、地区ごとに円座になってお神酒開きします。

お神酒を皆で頂きます。
各地区、施主が用意したかまぼこ、てんぷら、ナマスなどを頂きます
百手祭りなので、昔は的射もやっていたそうです。古老のお話では、子供の頃見たことがあるとか。的射で占い、豊作祈願をし、また厄除け祈願でもあったそうです。
今では的射の行事はなくなり、神事のみ行われます。
直会
お神酒開きを終えたら、上西地区は上西公民館に集まって直会、野口地区は施主宅で直会をします。
仲田地区はそのまま解散です。
野口地区


直会の時、盃を回して、ツー渡しをします。
施主交代の儀式です。
上西地区

直会の前に、予算や、これからの村祭りのあり方などの話し合いです。
そして、乾杯です。
この百手祭りは、元は野口地区のお祭りでしたが、隣の2地区と合同で行うようになったそうです。
いつ頃から、一緒にお祭りなさるようになったのですかとお聞きすると、「おいが、爺さんに聞いても昔からてゆうけん、ずっと昔からやろね~」と言うことでした。
取材協力ありがとうございました。
貴別当神社
貴別当神社は、祭神を大己貴命(おおむなちのみこと)、斉藤別当実盛としています。
大己貴命は大国主の別名で、斉藤別当実盛は害虫駆除の神様とされています。
斉藤別当実盛を祀っていることから、地元の古老は、「別当は貴人だから、「貴別当」神社というのではないかなぁ」とおっしゃていました。
また、鳥居に「琉球王子」とあることから、除福さんが琉球王子を道先案内人としてこの土地を訪れたという説があります。
そして数年前には、その鳥居の「琉球王子」の謎に「沖縄出身の会」が神社を訪問し、琉球王朝に仕え、王府の儀礼で古代から沖縄に伝わる神歌「おもろさうし」を謡い、貴別当神社に奉納されました。
その際には、琉球との関わりを調査されたそうです。
また、境内には大きな長方形をした「海の石」、「山の石」と呼ばれる石が2個あり、それにまつわる民話を元に、千代田おはなし会「ケムケム」さんによる創作劇「お月様があぶない」が上演され好評をえています。
このように、貴別当神社には、数多くの伝説や謎があり、ロマンはつきません。