大しめ縄! 岩田地区の秋祭り
2012年03月07日
神埼市デジタルミュージアム かんざき@NAVI at 17:05 | Comments(0) | お祭り
昨年12月23日(月)、神埼の岩田地区で行われた、秋祭りの取材に伺いました。
これまでは
岩田地区の秋祭りは、収穫に感謝する祭りとして、本来は毎年12月の25日に行われていました。
その当時は、23日には堤を干して、取れた川魚を、お祭りのお供えや料理にされていたという事です。
現在は、時代の流れもあり、25日に近い休日、祝日に行われているそうです。
鳥居を見ると
当日の朝8時、天満宮にうかがうと、寒い中たくさんの方が集まって、すでに準備を始められていました。
岩田地区は、全部で5つの組に分かれており、担当のひと組がしめ縄などの事前の準備を担当します。
しめ縄は、鳥居、拝殿、本殿、西側の社、楠の5本を作られます。
まずは、しめ縄に使う藁の準備です。
この地区では、しめ縄作りの一連の手順を、こうやって写真に撮って保存されていました。
これなら、毎年スムーズに進みそうですね。
ところで、この地区のしめ縄、何だか変わった形をしていると思いませんか?
昨年作られたものを見ると、鳥居にぐるんぐるんと巻きつけてあり、長さもずいぶん長いです。
地区の方に聞いてみると、鳥居に飾るしめ縄は、なんと長さ13メートルもの長さのある縄を作られるそうです。
なぜこのような形に巻きつけるのか、もお聞きしたのですが、これは、「昔からそがんしよったけん、分からんもんねぇ」との事でした。
見れば見るほど不思議な形です。
境内では、社の梁を利用して、しめ縄が結われていました。
天井の梁を見上げると、「〆縄 13m」の文字が記してありました。
男性陣が、数人がかりで大縄結いに挑みます。
数時間後、立派なしめ縄が完成しました。
まるで大蛇の様です。
出来あがったしめ縄を、鳥居に飾るのですが、ここからも一苦労でした。
昨年のしめ縄の写真と照らし合わせながら、
数回のやり直しを経て、
青竹を通して、ようやく完成です。
幟を立て、お供えものを供えて、準備完了です。
神事と直会
昼を挟んで、神事が始まりました。
岩田の全地区から人が集まり、収穫への感謝と五穀豊穣を祈ります。
神事の後には、公民館に集まり、直会が行われ、地区の絆を深められていました。
岩田地区の皆さん、取材へのご協力ありがとうございました!