みんなで受け継ぐ 伏部地区の秋祭り
2012年03月02日
神埼市デジタルミュージアム かんざき@NAVI at 17:05 | Comments(0) | お祭り
12月18日(日)、神埼町の伏部地区で行われた、秋祭りにお邪魔してきました。


伝統を伝える
この日は、しめ縄作りから始まりました。

他の地区では、お祭りの前日などに準備される事が多いのですが、伏部地区では、当日の朝からしめ縄を作られます。

神事の予定は、11時から。
作り始めが、9時頃だったので、間に合うのかどうかハラハラしていたのですが、そこは皆さん手慣れたもの。
あっという間に、何本ものしめ縄が出来あがっていました。

しめ縄は、通常の縄とは違い、左周りにねじる「左ない」で作られることがほとんどですが、地域の方に伺うと「こいがなかなか難しかもんね~」とのこと。
この日初めて参加された若い男性も、先輩の指導を受けながら四苦八苦されていました。

伝統はこうやって受け継がれていくんでしょうね

天満宮と、竹で組んだ鳥居に、しめ縄を飾り付け、収穫に感謝するお供えを供えて、準備完了です。



ちなみに、この竹組みの鳥居の辺りに、以前は石造りの鳥居があったのでは…というお話を伺ったのですが、まだ確認が取れていません

また、伏部地区の注連縄は、通常しめ縄の両端にある飾りが一方にしかありません。

不思議に思って尋ねたところ、「理由は分からんけど、ずっと昔からこがん作ってきた」という事でした。
鳥居の情報や、しめ縄飾りの理由をご存じの方がいらっしゃいましたら、デジタルミュージアム準備室まで、ご一報ください。
老若男女で
11時を過ぎると、櫛田宮から宮司さんがいらっしゃって、神事が始まりました。

天満宮には、老若男女、入りきれない程の人が集まっています。
人が溢れるお宮を見ていると、地区の皆さんの繋がりの強さを感じました。

伏部地区の皆さん、取材へのご協力ありがとうございました!