19戸で受け継ぐ 下西地区のお日待ち
2012年01月27日
神埼市デジタルミュージアム かんざき@NAVI at 17:00 | Comments(0) | お祭り
11月13日、千代田の下西地区で行われたお日待ちにお邪魔してきました。


今と昔
この地区には現在約300軒の世帯があり、千代田内でも大きな地区です。
しかし、昔から住んでおられる戸数は19軒しかなく、このお日待ちは、その方々によって大切に受け継がれてきている行事の一つです。
区長さんにお話をお伺いしたところ、
「昔は前日の夕方から集まって、みんなでご飯を食べたり、青年団があった頃は青年団が堀干しをして捕れた鮒を食べたりと、大変賑わっていた。また、ぼたもちや、鏡餅もついていた。ぼたもちは食べきられないぐらいあったので、よくお土産に持って帰っていた。」と言われていました。
そんなぼたもちも、最近はだんだん食べる人が少なくなり、ここ20年ほど作られていないということでした。
以前の写真を見せていただきました。



このように記録に残されて、代々受け継がれているんですね。
今年の祭壇も例年と同じように作られています。

日の出
日の出を迎え、

各々が太陽の恵みに感謝をし、太陽にお参りをしてから公民館で朝食を頂きます。


この行事のお世話は、施主さんと2人の寄通さんで行われ、この日も朝から準備をされていました。
朝食が済むと、ここで一度解散し、昼頃公民館に集まり、参加者で昼食をとられます。

このお日待ちと言う行事ですが、多くの地区で姿を消しつつある貴重な伝統です。
地区の方には今後もできるだけ受け継いでいっていただきたいものですね。
早朝からの取材となりましたが、区長さんや地区の方々、ご協力ありがとうございました。
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