竹燈籠と神輿 小渕の千燈籠
2011年09月28日
神埼市デジタルミュージアム かんざき@NAVI at 17:30 | Comments(0) | お祭り
前回の記事と多少前後しますが、8月20日に神埼の小渕地区で行われた千燈籠にお邪魔してきました。
準備は朝から
残念ながら、その時はお伺いすることが出来なかったのですが、懇志集めは、子供達がお祭り当日の朝、地区を回って集めて来たそうです。
お伺いした時は、丁度準備の真っ最中でした。当日は雨が降ったり止んだりと不安定な天気でしたが、合間をぬって作業をされていました。
ふと横を見てみると、真新しいお神輿が。
「これはどうしたんですか?」
と区長さんに尋ねたところ、
「今年申請していた助成金が来て、それで買ったんだよ。」
と教えて頂きました。
早朝に行われた懇志集めの際に、お披露目の意味を込めて、お神輿が地区を回ったそうです。
「この後の神事で、神輿に魂を入れて貰う。」
と言うことでした。
準備は続く
また、普段ではあまり見かけないものが。
「竹燈籠は最近始めたんだよ。それ以前は提灯を飾っていた。」
と言うことでした。
東北の復興を込めて「きばろう、にっぽん」と掘られていたのが非常に印象的でした。
最後に神事用の台とお供え物を置いて、準備は終了です。
神事
夕方になり、神事が始まりました。
祝詞や玉串奉奠が行われ、最後に神輿に魂を吹き込み、滞りなく神事が執り行われました。
区長さんの話では、以前は宮司さんは呼ばずに子供から大人までの相撲大会が開かれ、とても賑わっていたそうです。
しかし、最近は参加者も減り、相撲大会は中止となっているそうです。
今では、千燈籠本来の目的である、「子供達の健全な成長を祈願する」為に、宮司さんを呼んで祝詞をあげていただくようになったそうです。
神事の後は・・・
神事が終わると、辺りは薄暗くなっていました。
男の子達はそれぞれ自分の持ち場に行き、参拝者をもてなします。
この地区では金時豆の他にグリーンピースも使われるそうです。
いよいよ竹灯籠に火が灯りました。
その後、じゃんけん大会やビンゴ大会が行われ、遅くまで賑わっていました。
区長さんを始め、地区の方々、取材へのご協力ありがとうございました。