女の子のお祭り 岩屋の毘沙門天祭り
2011年08月30日
神埼市デジタルミュージアム かんざき@NAVI at 17:10 | Comments(0) | お祭り

8月3日に、脊振の岩屋地区で行われた毘沙門天祭りにお邪魔してきました。

今回の主役の毘沙門天です。


昔からあった木像の毘沙門天はお宮に置かれていて盗難にあったそうです。
これではいけないと言うことで、古老が持ってこられたのが、この毘沙門天ということでした。
話によると、以前の毘沙門天は、かわうそを踏みつけたような形をしていたと言うことでした。
写真などは残っていないそうなので、残念ながら、今ではその姿を見ることは出来ません。
かわうそを踏みつけたような形・・・一体どんな形だったんでしょうね。
毘沙門天
毘沙門天は四天王の1人として、また七福神の1人としてよく知られています。
どちらかと言うと男の子が主体のお祭りかと思っていたのですが、地区の方のお話では、「女の子のお祭り」と言うことでした。
「男の子のお祭りは、7月にお地蔵さん祭と言うのがある。」
と教えて頂きました。
何故そうなったのかというのは分からないと言うことです。
お祭り
今回の毘沙門天祭は、まず公民館の外にあるお地蔵さんにお参りをしてから、その後、公民館の中にある毘沙門天にお参りするというものでした。



お参りの後には、施主のお母さん達が作られたお茶請けを食べながら、皆さんで談笑されていました。


ちなみに、写真には写っていませんが、蒸しパンもありました。
「以前のお祭りではどんなことをされていましたか?」
と、参拝者の一人に伺うと、
「以前は、境内で舞台作って踊ったり、子供が小豆やえんどう豆を地区で集めてきて、それを炊いて参拝者に配いよった。今は子供がいなくなったのでしなくなった。」
と懐かしそうに話しておられました。
また、施主の一人が
「ありがたいことに、こうやって老若男女、地区の人は殆ど参ってくれる。だから、世間話から地区の運営の話まで色々と話すよ。」
と言われていました。

確かに皆さん集まって色々な話をされていました

今回、お祭りの話以外にも、岩屋地区に関してのお話や、脊振に関してのお話をたくさん教えて頂きました。
是非、今後の調査や取材活動に生かして行きたいと思います

前日に、別の件で偶然お伺いした時に、お祭りの日にちを教えて頂き、慌ただしい取材となりましが、地区の方や施主の方々には快く取材に応じて頂きました。
ご協力ありがとうございました。