形を変えて 詫田西の二十三夜尊
2011年09月16日
神埼市デジタルミュージアム かんざき@NAVI at 17:15 | Comments(0) | お祭り
8月23日に、詫田西分(たくたにしぶん)地区で行われた二十三夜尊(にじゅうさんやそん)祭りを取材させていただきました。
このお祭りは、地元では「にじゅうさんやさん」とも呼ばれています。
二十三夜とは、三夜待ち、六夜待ちなどと同様に、太陰暦で23日の夜に集まって、飲食をともにしながら月の出を待つ、月待ち信仰の一種です。
詫田西地区では、大正時代以前から行われていた行事で、今では、こども二十三夜尊祭り、と形を変え現在に引き継がれています。
当日は、残念なことに雨が降っていたので、二十三夜尊へのお参りの部分は中止になり、取材ができたのは夜の部のみでした。
ですが、去年の写真をお借りすることが出来ましたので、昨年のお祭りの様子を紹介したいと思います。
このお祭りは、地元では「にじゅうさんやさん」とも呼ばれています。
あいにくの雨・・・
二十三夜とは、三夜待ち、六夜待ちなどと同様に、太陰暦で23日の夜に集まって、飲食をともにしながら月の出を待つ、月待ち信仰の一種です。
詫田西地区では、大正時代以前から行われていた行事で、今では、こども二十三夜尊祭り、と形を変え現在に引き継がれています。
当日は、残念なことに雨が降っていたので、二十三夜尊へのお参りの部分は中止になり、取材ができたのは夜の部のみでした。
ですが、去年の写真をお借りすることが出来ましたので、昨年のお祭りの様子を紹介したいと思います。
昨年の様子
まずは掃除や花壇の手入れをして、二十三夜尊の石碑の周囲をきれいにします。
6年生が中心になって笹を立てる杭を立てます。
木槌を打つ姿が様になっていますね。
笹を立てたら、願い事や抱負を書いた短冊で、二十三夜尊の石碑を飾り付けます。
夕方になると、子供たち皆で、二十三夜尊の石碑にお参りします。
そのあと、石碑を囲んで食事をし、最後には花火を楽しんで親睦を深めるんだそうです。
形を変えて
二十三夜尊祭りについて質問したところ、
「大正時代から昭和30年頃は、青年団を中心としてお祭りが行われていましたが、一時途絶えました。
その後、子供たちに感謝の心と、地域の伝統を引き継いでほしくて、平成9年には、“こども二十三夜尊祭り”として復活しました。」
とのこと。
初めのころ、短冊には「二十三夜尊ありがとう」記されていましたが、だんだんと七夕のような短冊が増えたとか・・・
少しずつ七夕祭りと内容が重なってきているのかもしれませんね。
さらにお話を聞いたところ、
「今年は従来からあった祭りを再考し、住民同士の親睦、地区の発展を目的に、子供から大人まで楽しめる祭りを目指しました。」
と仰っていました。
信仰の形は変わっても、絆を確かめ合うという大きな目的は、今も昔も変わらないものですね
夜の部は、カラオケ、ライブショー、ビンゴゲーム、出店などが行われ、皆さん盛り上がっていました。
来年こそは、無事晴れて「二十三夜尊」に、お参りが出来るといいですね。
詫田西地区の皆さんご協力ありがとうございました!