鳥羽院内川久保の薬師さん祭り
2011年07月22日
神埼市デジタルミュージアム かんざき@NAVI at 16:16 | Comments(0) | お祭り

少し前になりますが、7月10日、脊振町鳥羽院の内川久保で薬師さん祭りをされるということで、取材をさせて頂きました。
梅雨の最中でしたが当日は晴れ

祭りの前
15時前、公民館に行くと女性方が掃除をされていました。
話を伺うと、今日のお祭りとは特に関係はなく、持ち回りで定期的にされているとのこと。

公民館で少しお話した後、今日お祭りをされる場に伺うことにしました。
薬師さんがおられる堂は少し小高い所にあり、登り口には旗が立てられていました。

中を拝見。お酒・お米・いりこ・塩などがお供えされていました。


17時のお祭りまで、しばらく区長さん方にお話を伺いました。
今日のお祭りは、地区で祀られている薬師如来に病気平癒を中心に祈願するお祭りで、薬師さん祭りと呼ばれています。
昭和61年頃より続けられているそうですが、それ以前にもお祭りされていたことはあったようです。
(これはスタッフが感じだことですが、以前、神埼市鶴のひと祈祷をご紹介した際に、「梅雨の食中毒や流行り病を除ける目的」とお伝えしました。
また、区長さんのお話では、大雨による山津波(土砂崩れ)も心配される時期だそうです。
内川久保の薬師さん祭りも、そのような病気・災害を除く祈願として、古くからこの時期にお祭りをされていたのだと思います。)
お祭りの日は、お供え物などを上げた後、午後5時より地区の方々がお堂に集まり、「正信偈」(しょうしんげ)をあげられます。
正信偈は、親鸞の著書「教行信證」(きょうぎょうしんしょう)の「行巻」の末尾に収められており、浄土真宗の教えの大綱を七言60行120句に要約した経文だそうです(wikipediaより抜粋)。
また、この間、女性陣でお食事の用意をされていました。



途中、興味津々で男の子がお手伝いしていました。上手く出来たかな?

お祭り本番
お祭りの時間になり、地区の方々がお堂に集まられます。

皆さん揃われた後、正信偈をあげられました。

この正信偈、あげられるのはてっきり1~2分かと思っていましたが、15分くらいあったでしょうか?想像していた以上に長かったです!

しかし慣れたものなのか、皆さん本を片手に熱心にあげられていました。
やがて正信偈を上げ終わると、お供えしていたお酒を皆さんで飲まれます。

お堂から下る前に、集合写真を撮らせて頂きました


その後は、用意されていたお食事を皆さんで食べます。スタッフも、区長さんより皆さんに紹介頂き、ご馳走になりました



取材へのご協力、ありがとうございました。
鳥羽院では、明日7/23日(土)に祇園祭りもあり、また取材させて頂きます。よろしくお願いいたします!