商売繁盛!? 林慶地区のお篭り
2012年02月15日
神埼市デジタルミュージアム かんざき@NAVI at 17:05 | Comments(0) | 行事
注連縄作り
11月20日、千代田の林慶地区で行われた、お篭りにお邪魔しました。
準備は前の週の11月13日に行われ、その模様も見せていただきました。
13日朝、区長さんのお宅に伺うと、地区の役員の方が続々と集まってこられました。
今日は何をされるのかお伺いすると、「今日は注連縄を作る」と言うことでした。
昨年作られた注連縄がこちらです。

前年に作られた注連縄をお手本にして、毎年作られているそうです。
だから長さも太さも、毎年ほとんど同じになるということでした。
また、施主は区長さんが務められるということで、注連縄で使われる藁も区長さんが用意をされています。

いよいよ注連縄作りが始まりました。

皆さん、慣れているのか息もぴったりです。

あっという間に作り終わりました。
長さも太さも去年と殆ど変わらないようです。
最後に余計な髭を切って完成です。

お宮に飾り、あとはお篭り当日を待つばかりとなりました。

このお宮は田心姫(たごりひめ)命をお祀りする厳島神社です。
現在は、千歳尋常小学校跡にありますが、昔は、現在の位置から南へ約100M程いった所にあり、今よりも大きかったそうです。
区長さんは、「お宮が広かったので、昔のお祭りは今よりももっと賑わっていただろう。」とおっしゃっていました。
当日、お宮の掃除をした後、区長さんが幕を張ったり、祭壇の準備をされます。
お供え物は酒、水、米、塩の4種類と決まっているそうです。
「野菜などはお供えしないのですか?」と伺ったところ、「昔はしていただろう。」とのこと。
このあたりは簡略化されているのかも知れませんね。
午後3時になると、崎村の冠者神社から宮司さんを迎え、神事が厳かに行われました。

区長さんが地区を代表して玉串奉奠をされ、今年の収穫に感謝をされました。

神事が終わると、各家お弁当を持って公民館へ行かれました。
「若い方は来られないのですか?」と区長さんにお伺いすると、「毎年、青年もよく集まって、もっと賑やかだけど、今日は野球とサッカーの一番いい試合だから、日が悪かったね。」とおっしゃっていました。
はじめに区長さんが挨拶をされ、その後、皆さんでお謡いをあげます。

こちらが今回使われた台本です。

高砂や鶴亀など、有名なものが使われています。
千代田地区、とりわけ旧千歳地区に多く見られるのですが、お謡いは皆さん一緒に謡われます。
(理由がよく分からなかったので、ご存知の方はぜひ準備室まで御一報ください。)
最後に乾杯をして、食事会が始まりました。

林慶地区は、昔から農家が少なく、鍛冶(農耕具)屋さん、精米所、豆腐屋さん、瓦屋さんなど、商人の多い地域だそうです。
地区でお祀りしている田心姫命は宗像三女神の一人で海の神・航海の神として祀られている女神様ですが、神仏習合で弁財天の別名ともされています。
弁財天は「お金の神様」でもあるので、商人の多かったこの地区では氏神様として祀られたのかもしれませんね。
取材のご協力ありがとうございました。
13日朝、区長さんのお宅に伺うと、地区の役員の方が続々と集まってこられました。
今日は何をされるのかお伺いすると、「今日は注連縄を作る」と言うことでした。
昨年作られた注連縄がこちらです。

前年に作られた注連縄をお手本にして、毎年作られているそうです。
だから長さも太さも、毎年ほとんど同じになるということでした。
また、施主は区長さんが務められるということで、注連縄で使われる藁も区長さんが用意をされています。

いよいよ注連縄作りが始まりました。

皆さん、慣れているのか息もぴったりです。

あっという間に作り終わりました。
長さも太さも去年と殆ど変わらないようです。
最後に余計な髭を切って完成です。

お宮に飾り、あとはお篭り当日を待つばかりとなりました。

このお宮は田心姫(たごりひめ)命をお祀りする厳島神社です。
現在は、千歳尋常小学校跡にありますが、昔は、現在の位置から南へ約100M程いった所にあり、今よりも大きかったそうです。
区長さんは、「お宮が広かったので、昔のお祭りは今よりももっと賑わっていただろう。」とおっしゃっていました。
お篭り当日
当日、お宮の掃除をした後、区長さんが幕を張ったり、祭壇の準備をされます。
お供え物は酒、水、米、塩の4種類と決まっているそうです。
「野菜などはお供えしないのですか?」と伺ったところ、「昔はしていただろう。」とのこと。
このあたりは簡略化されているのかも知れませんね。
午後3時になると、崎村の冠者神社から宮司さんを迎え、神事が厳かに行われました。

区長さんが地区を代表して玉串奉奠をされ、今年の収穫に感謝をされました。

神事が終わると、各家お弁当を持って公民館へ行かれました。
「若い方は来られないのですか?」と区長さんにお伺いすると、「毎年、青年もよく集まって、もっと賑やかだけど、今日は野球とサッカーの一番いい試合だから、日が悪かったね。」とおっしゃっていました。
はじめに区長さんが挨拶をされ、その後、皆さんでお謡いをあげます。

こちらが今回使われた台本です。

高砂や鶴亀など、有名なものが使われています。
千代田地区、とりわけ旧千歳地区に多く見られるのですが、お謡いは皆さん一緒に謡われます。
(理由がよく分からなかったので、ご存知の方はぜひ準備室まで御一報ください。)
最後に乾杯をして、食事会が始まりました。

林慶地区は、昔から農家が少なく、鍛冶(農耕具)屋さん、精米所、豆腐屋さん、瓦屋さんなど、商人の多い地域だそうです。
地区でお祀りしている田心姫命は宗像三女神の一人で海の神・航海の神として祀られている女神様ですが、神仏習合で弁財天の別名ともされています。
弁財天は「お金の神様」でもあるので、商人の多かったこの地区では氏神様として祀られたのかもしれませんね。
取材のご協力ありがとうございました。