太陽に豊作を感謝して 姉川下分のお日待ち
2011年11月08日
神埼市デジタルミュージアム かんざき@NAVI at 17:15 | Comments(2) | 行事
今と昔
10月1、2日に神埼の姉川下分地区で行われたお日待ちにお邪魔してきました。
このお日待ちですが、神埼市内では10月から11月にかけて、多くの地区で行われています。
姉川下分では、昔から正、副の施主2組で準備を行われています。
施主は1年で変わり、数年に一度、小路によっては、数十年に一度回ってくるところもあるそうです。
平成元年に公民館が出来てからは公民館で行われていますが、それ以前は施主宅でお日待ちが行われていたそうです。
今の施主さんも大変ですけど、昔の施主さんはもっと大変だったんですね。
ある参加者の方は、「昔は子供も大人も皆参加していた。沢山ご飯を作るとおいしいので、子供の頃はそれを食べるのが楽しみだった。」と言われていました。
また、別の参加者は「昔は物がなかったから、天満宮北にある堀から、レンコンを掘り出し、売ったお金の一部をお日待ちの資金として、ご馳走を準備していた。」と言われていました。
残念ながら現在は行われていませんが、お供え用の鏡餅も、以前は餅つきをして作っていたそうです。
前夜祭の直会が始まりました。
区長さんや施主さんの挨拶の後、乾杯。
区長さんは挨拶の中で、「地区の神さん事は大切にして行こうと思っています。出来るだけ全員参加の方向で。来年はもっと参加人数を増やしたい。」と言われていました。
これからもどんどん地区を盛り上げていっていただきたいですね。
乾杯が終わると、ツウ渡しが行われました。
互いに盃に注がれたお酒を飲み干した後、諸経費などの書かれた書類を今年の施主から来年の施主へ渡されます。
渡された書類の中には昭和38年と言う文字が確認できました。
この書類だけでも50年近く受け継がれているんですね。
翌朝、日の出前に公民館に集合です。暗い中、続々と集まって来られました。
中には夜遅かったのか、眠たい目を擦って来られる方も。
公民館前の広場には施主さんによって、台の上に餅、生米、お神酒、塩、いりこ、お花のお供え物が準備されています。
暫くすると回りが明るくなってきました。皆さん日の出が今か今かと待ちわびています。
さて、いよいよ日の出です。
一人ずつ順番に太陽に向かって、今年の豊作の感謝と地区の安全を祈願します。
全員の参拝が終わると公民館へ移動し、直会が行われました。
2日間、早朝と夜遅くの取材となりましたが、区長さんをはじめ、地区の方々ご協力ありがとうございました。
施主は1年で変わり、数年に一度、小路によっては、数十年に一度回ってくるところもあるそうです。
平成元年に公民館が出来てからは公民館で行われていますが、それ以前は施主宅でお日待ちが行われていたそうです。
今の施主さんも大変ですけど、昔の施主さんはもっと大変だったんですね。
ある参加者の方は、「昔は子供も大人も皆参加していた。沢山ご飯を作るとおいしいので、子供の頃はそれを食べるのが楽しみだった。」と言われていました。
また、別の参加者は「昔は物がなかったから、天満宮北にある堀から、レンコンを掘り出し、売ったお金の一部をお日待ちの資金として、ご馳走を準備していた。」と言われていました。
残念ながら現在は行われていませんが、お供え用の鏡餅も、以前は餅つきをして作っていたそうです。
直会
前夜祭の直会が始まりました。
区長さんや施主さんの挨拶の後、乾杯。
区長さんは挨拶の中で、「地区の神さん事は大切にして行こうと思っています。出来るだけ全員参加の方向で。来年はもっと参加人数を増やしたい。」と言われていました。
これからもどんどん地区を盛り上げていっていただきたいですね。
乾杯が終わると、ツウ渡しが行われました。
互いに盃に注がれたお酒を飲み干した後、諸経費などの書かれた書類を今年の施主から来年の施主へ渡されます。
渡された書類の中には昭和38年と言う文字が確認できました。
この書類だけでも50年近く受け継がれているんですね。
翌朝
翌朝、日の出前に公民館に集合です。暗い中、続々と集まって来られました。
中には夜遅かったのか、眠たい目を擦って来られる方も。
公民館前の広場には施主さんによって、台の上に餅、生米、お神酒、塩、いりこ、お花のお供え物が準備されています。
暫くすると回りが明るくなってきました。皆さん日の出が今か今かと待ちわびています。
さて、いよいよ日の出です。
一人ずつ順番に太陽に向かって、今年の豊作の感謝と地区の安全を祈願します。
全員の参拝が終わると公民館へ移動し、直会が行われました。
2日間、早朝と夜遅くの取材となりましたが、区長さんをはじめ、地区の方々ご協力ありがとうございました。
この記事へのコメント
地域で引き継がれている伝統を後世に引き継いでいくためにもこうした情報の残し方は大切だと感じました。
コンテンツを地元でも利活用できるよう工夫していただければもっと使い勝手があるサイトとなると思います。
コンテンツを地元でも利活用できるよう工夫していただければもっと使い勝手があるサイトとなると思います。
Posted by 宮地 誠 at 2011年11月29日 12:07
コメントと貴重なご意見ありがとうございます!
今後本オープンとなる、かんざき@NAVIは、地域資源データベースをはじめ、地元の方々にも役立てていただけるようなコンテンツを、たくさん盛り込んで鋭意制作中です。
ご期待ください!
今後本オープンとなる、かんざき@NAVIは、地域資源データベースをはじめ、地元の方々にも役立てていただけるようなコンテンツを、たくさん盛り込んで鋭意制作中です。
ご期待ください!
Posted by 神埼市デジタルミュージアム準備室 at 2011年11月30日 11:07