男女別々に 野寄の彼岸茶講とお篭り
2011年10月26日
神埼市デジタルミュージアム かんざき@NAVI at 17:05 | Comments(0) | 行事
お茶講
9月23日に、神埼の野寄地区で行われた、彼岸茶講と彼岸篭りにお邪魔しました。
地区では、「ひがんちゃご」、「ひがんごもり」と言われ、春秋の彼岸の中日に行われています。
昼間に行われる彼岸茶講は、女性だけで集まり、各自お菓子や料理を持ち寄り、お茶を飲みながらおしゃべりをして、世代間の親睦を図るそうです。
一般に彼岸と言うと、ご先祖さんを供養すると言う印象があるのですが、参加者の方のお話では、この時期は農作業も一段落するので、体休めの意味合いが強いと言うことでした。
お篭り
夕方、戸主さん達による彼岸篭りが行われました。
昼のお茶講は女性だけだったのですが、お篭りは男性だけで行われるそうです。
しかし、家に男性が居ない場合は女性が参加されることもあるそうで、実際、今回はお茶講とお篭りの両方に参加された方もいらっしゃいました。
ある参加者の方にお話を伺うと、「お篭りは神社でするのが本当。昔は神社でしていたが、公民館が出来てからは神社に参拝してからここでお篭りをするようになった。」ということでした。
また別の参加者の方は、「五穀豊穣や収穫に関する目的もあるだろうが、昔は今のように楽しみが多いわけじゃなく、こういった名目で酒を飲んで楽しんでいたのだろう」と言われていました。
だからでしょうか、皆さん和気藹々と非常に楽しんでおられる様子がとても印象的でした。
区長さんを始め、地区の方々、ご協力ありがとうございました。